中小企業でRPAツールを導入するには?

RPAツールとは

RPAツールとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、PC上の業務を自動化するロボットです。 日本では少子高齢化による働き手不足の解消や働き方改革の推進を目的として、業務効率化を図りRPAツールの導入を検討している企業が増えています。 バックオフィス業務に活用されることが多く、単純作業や定型業務、ルーティン化された業務に向いています。

中小企業でRPAツール導入の際の課題

大手企業では浸透してきているRPAツールですが、中小企業での導入率は高くありません。それにはどういった背景が影響しているのでしょうか?

資金調達

年間で限られた予算の中で、資金調達をするのは困難です。 RPAツールの導入にかかる費用は、ツールの種類によっても変わってきます。

種類 クラウド型 デスクトップ型 サーバー型
導入費用 30万~50万円 0~20万円 100万~数千万円
種類 導入費用
クラウド型 30万~50万円
デスクトップ型 0~20万円
サーバー型 100万円~数千万円

無料で提供しているRPAツールもありますが、海外の製品が多く、マニュアルが英語表記であったりサポート体制が不十分なことが多く、導入するには難易度が高いものとなっています。

RPA人材の確保

少子高齢化社会において、働き手不足が問題視されています。そんな中でRPAツールを扱える人材を新たに採用するという事は困難です。多くの時間をかけて人材育成をするにもコストがかかり、導入が先延ばしになってしまう原因となっています。
また、RPAツールの運用を外部に委託するという選択肢もありますが、膨大な費用がかかってしまうことと、エラーが起きた際にすぐに対応できないという課題や、数営業日かかってしまい業務を中断せざるを得なくなってしまうなど、結果的に業務効率をかなり下げてしまうことにつながってしまいます。 そのため、RPAのツール選定の際に現場で運用していけるものを選ぶことをおすすめします。
そうすることで、エラーが起きた際にも素早く対応ができたり、ロボ作成にかかる費用もなく運用費のみで済みます。 心配な企業は、ロボ作成をサポートしてくれるプランを選んだり、無料でどこまでしてくれるのか確認してからRPAツールを導入しましょう。

IT導入補助金とは

中小企業がRPAツール導入の際の課題として、資金調達があげられましたが、国が企業に出資している「IT導入補助金」という制度があります。 誰でも申請できるものなのでしょうか?
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際に活用できる補助金です。 通常枠(A・B類型)、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)、デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)の3つに分類されます。 導入するITツールに合った枠に申請をしましょう。

通常枠(A・B類型)

類型 A類型 B類型
補助率 1/2以内
補助額 30万円~150万円未満 150万円~450万円以下
賃上げ目標 加点方式 必須
プロセス数※ 1プロセス以上 4プロセス以上
補助対象 ソフトウェア購入費、クラウド利用費(最大 1 年分)、
導入関連費
類型 A類型
補助率 1/2
補助額 30万円~
150万円未満
賃上げ目標 加点方式
プロセス数 1プロセス以上
補助対象 ソフトウェア購入費、クラウド利用費(最大 1 年分)、導入関連費
類型 B類型
補助率 1/2
補助額 150万円~
450万円以下
賃上げ目標 必須
プロセス数 4プロセス以上
補助対象 ソフトウェア購入費、クラウド利用費(最大 1 年分)、導入関連費

※プロセスとは、業務工程や業務種別のことです。

デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)

種類 デジタル化基盤導入類型
補助額 5万円~50万円 50万円~350万円以下部分
機能要件 会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上 会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上
補助率 3/4以内 2/3以内
対象ソフトウェア 会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフト
賃上げ目標 なし
補助対象 ソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分補助)・導入関連費等
種類 デジタル化基盤導入類型①
補助額 5万円~50万円
機能要件 会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上
補助率 3/4以内
対象ソフトウェア 会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフト
賃上げ目標 なし
補助対象 ソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分補助)・導入関連費等
種類 デジタル化基盤導入類型②
補助額 50万円~350万円以下
機能要件 会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上
補助率 2/3以内
対象ソフトウェア 会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフト
賃上げ目標 なし
補助対象 ソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分補助)・導入関連費等

通常枠のA類型・B類型のどちらかとデジタル基盤導入類型はダブル申請が可能です。 条件に当てはまる際は両方申請することをおすすめします。

IT導入補助金申請時のITツール利用期間内に解約が発生した場合、補助金全額を返済しなければならないというペナルティがあるため、注意してください。 また、IT導入補助金を申請できる対象者は、中小企業の条件を満たしている企業が補助金対象となります。例えば、大企業の子会社や売上が中小企業の規模を超えている場合は対象外となりますので、それぞれご確認ください。

IT導入補助金を活用してRPAツールを導入する

では、実際にIT導入補助金を活用してRPAツールを導入するにはどのようにしたらよいのでしょうか? どの枠で申請すればよいのか、申請の手順などについて解説します。

RPAツールはどの枠に当てはまる?

RPAツールは通常枠(A・B枠)にて申請することができます。 しかし、前途でも記載した通り、B枠では賃上げ目標やITツールの機能が4つ以上あることが必須条件となっています。条件を満たすことができなければ補助金を受けることができないため、どちらを選択するか注意して選ぶ必要があります。

申請方法

STEP1

導入したいRPAツールやRPA導入支援事業者を選定 ※IT導入補助金の申請対象のRPAは公式ホームページからご確認いただけます。

STEP2

GビズIDプライムの取得 ※IPアドレスで管理されているため、なりすましや代行申請が不可能になっています。

STEP3

IT導入支援事業者にを通じて申請

STEP4

審査を経て採択後、RPAツール導入費用をIT導入支援事業者に全額振込む

STEP5

実績報告から1か月程度で補助金確定の通知

STEP6

申請マイページにて承認

STEP7

1か月程度で補助金の入金

「RoboTANGO(ロボタンゴ)」はIT導入補助金の対象RPAツールです

RoboTANGOサイトのキャプチャ

スターティアレイズ株式会社が提供するRPAツール「RoboTANGO(ロボタンゴ)」はIT導入補助金の申請対象となっております。 A類型が適応されるため、導入やサポートにかかる費用は最大半額になります。

RoboTANGO(ロボタンゴ)の特徴

初心者でもカンタンに使いこなせる操作感

Shiftボタン1つでPC画面のキャプチャを撮ることができたり、録画機能がついているため非常に簡単にご活用いただけます。 特別なプログラミングの知識なくご利用いただけるため、初心者の方にピッタリのRPAツールとなっています。 簡単に使えるためエラーが出てしまった際にも、現場の方ですぐに修正対応ができ、業務が長時間停止してしまう心配もありません。

充実したサポート体制

RoboTANGO専用サポートサイトをご用意しております! 操作でわからないことやつまづいてしまった際は、サポートサイト内を検索して調べたり、お問い合わせフォームから質問を投げていただく事で、サポートメンバーから回答を得られるなど、運用をサポートいたします。 RoboTANGOを学ぶためのコンテンツなどもご用意しているので、自主勉強にもご活用いただけます。

フローティングライセンス標準搭載

RoboTANGOは1つのライセンスを複数のPC端末で使えるフローティングライセンスが標準搭載なので、離れた拠点や部署を跨いでもご利用いただけます。 コスト削減や会社全体でのRPAツールの活用を推進します。 ※1ライセンスを複数台のPCで同時に実行することはできません。

RoboTANGOは無料トライアルも行っておりますので、自社で運用していけるツールなのか、現場の担当者が使いこなせるかお試しいただけます。 IT導入補助金を活用したRoboTANGOの導入方法や、ツールに関するお問い合わせは下記ボタンよりお問い合わせいただけます。

RoboTANGOのIT導入補助金申請
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