この記事を監修した人
鈴木健太
鈴木 健太(すずき けんた)
2003年スターティアに営業として入社。2005年ネットワークエンジニアに転身し、エンジニア部隊を立ち上げ。セキュリティ製品、NW機器選定やサービス企画等を行いつつ、NWの設計から構築まで携わり、NWセキュリティ関連のエバンジェリストとしても活躍。現在は業務自動化ソリューション部にてRPAコンサルタントに従事する傍ら、新サービスの企画を行っている。

RPAとは

RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、これまで手作業で行なっていた業務をロボットの活用で自動化できるツールです。
人間の代わりに業務を担ってくれるので、別名「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」とも呼ばれます。 ロボットでの業務の自動化は、作業手順を定義したシナリオを作成することにより実現します。
そのため、マニュアル化しやすいデータ入力や転記作業などの定型業務の自動化を得意としています。また、膨大なデータをまとめる作業や、メールの配信、請求書や発送伝票の作成・印刷など、パソコン上で作業が完結する業務にも活用できます。

RPAには3つのクラスがあり、クラス1の「RPA(Robotic Process Automation)」はデータ入力や転記作業などの定型業務を自動化します。 クラス2の「EPA(Enhanced Process Automation)」はAI(人工知能)の搭載によりデータ分析の自動化など一部の非定型業務にも対応可能です。 クラス3の「CA(Cognitive Automation)」は業務プロセスの分析から意思決定までを自動化できるようになり、ディープラーニングや自然言語処理も対応できるようになります。

初めてRPAを導入する場合は、最初から高度なRPAを導入するのではなく、まずはシンプルなRPAをスモールスタートで導入するのがおすすめです。RPAとAIは混同されることがありますが、RPAはシナリオで指示された業務を正確に行います。
一方、AIは学習能力により指示された業務を判断しながら進める点が異なります。人間の体で例えると、RPAは手足であり、AIは脳のようなは役割を果たすと言えるでしょう。

RPA導入のメリット

それではRPAを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。RPA導入のメリットは以下の3つが挙げられます。

  • 人為的なミスの削減
  • コスト削減
  • 生産性の向上

ここでは、それぞれのメリットを具体的に見ていきます。

人為的なミスの削減

RPAの活用により人為的なミスを減らせます。 人間が作業をすると、ミスをしないように気をつけていても、疲労や集中力の低下によりヒューマンエラーが発生することがあります。
しかし、RPAは作成されたシナリオに沿って正確に業務を進めます。そのため、入力漏れや入力ミスなどのヒューマンエラーの削減につながります。

コスト削減

RPAは人件費の削減にもつながります。

RPAが得意とするデータ入力や転記作業などの定型業務を人間が行うと、手間と時間がかかります。このような定型業務をRPAで自動化すれば、作業工数を減らすことができ、残業時間も削減できます。
また、人為的ミスを防ぐためにミスのチェックやフォローをする必要もなくなるため、これまでより少ない人員体制で業務を進められるようになります。

RPAを導入して、残業時間を減らし、少ない人員で対応できる体制を整えれば、人件費が削減できるでしょう。

生産性の向上

RPAの導入により生産性の向上が期待できます。

ロボットは24時間365日、同じペースで稼働できるため、業務時間外でも業務の進行が可能になります。これにより業務の効率化が進み、作業時間の短縮が実現します。またRPAに定型業務を任せることで、担当者は人間でなくてはできない他のコア業務に専念できるようになるので生産性も高まるでしょう。

RPAを導入するには、業務内容や業務フローを整理しながら、RPAが行う業務と人間が行う業務を決める必要があります。この段階で、業務の見直しをしながら業務自体の必要性や業務を効率化するアイディアを検討しておくと、導入後により効果的な生産性の向上が図れます。

RPA導入のデメリット

前述した通りRPAの導入にはメリットがありますが、下記の3つのデメリットもあります。

  • 情報漏えいの可能性
  • 業務が停止するリスク
  • 業務がブラックボックス化するリスク

ここでは、それぞれのデメリットについて解説します。

情報漏えいの可能性

RPAがインストールされているサーバーがネットワークに繋がっている場合、悪意ある第三者の不正アクセスによって外部に情報が流れるリスクがあります。そのためRPAを導入する際は、セキュリティ対策が万全なツールを選ぶのが大切です。
そしてツールは常に最新のアップデートを行なったり、暗号化したIDやパスワードを使用したりして情報漏えいを防ぎましょう。アクセス権限の設定やアクセスログを取得できるようにするのもおすすめです。

業務が停止するリスク

RPAはシステムの障害やバグの発生により、業務が停止する可能性があります。 そのため、RPAが停止した場合のフローや対応手順をマニュアルに記載しておくと良いです。トラブル発生時に速やかに対処できるようになり、停止による被害を最小限に抑えられるでしょう。

また、サーバーの許容できる容量を超える動作をしてサーバーがダウンしてしまった場合は、データを失ってしまうリスクもあります。導入するRPAを選定する際は、容量に余裕があるサーバーを選んでおくとサーバーのダウンを回避でき安定稼働につながります。

業務がブラックボックス化するリスク

RPAは作成したシナリオに沿って業務を自動化してくれるのが魅力ですが、シナリオを作成した担当者が移動や退職などで業務を離れた場合、新しい担当者に手順や作業内容を引き継いでいないと業務がブラックボックス化する可能性があります。

ブラックボックス化してしまうと、業務の手順が変わった時や、連携しているシステムやツールを新しくする際に対応ができなくなってしまいます。
また社内にRPAに関するノウハウが蓄積されないため、対応できる人材が限られてしまい、トラブルが発生した際に迅速な対応ができません。

このようなブラックボックス化を防ぐには、業務プロセスをマニュアルに記載して情報を共有し、誰でも対応できるようにしておくことが重要です。

RPA製品を選ぶ際のポイント

では、どのようにRPAを選んだら良いのでしょうか。 RPA製品を選ぶポイントは下記の6つです。

  • 操作性
  • 機能の柔軟性・拡張性
  • 社内システムとの相性
  • 費用
  • サポート体制
  • セキュリティ

それでは、それぞれのポイントを解説します。

操作性

RPA製品にはプログラミングが必要なものや、ノンプログラミングで直感的な画面操作だけで利用できるものがあります。社内にIT人材が少ない場合はノンプログラミングで利用できる製品を選ぶなど、自社の環境に合わせて運用しやすい製品を選ぶと有効活用できるでしょう。

機能の柔軟性・拡張性

RPAの導入は小規模なプロジェクトから始めますが、実際に利用してみるとRPAで自動化したい業務の範囲が広がるでしょう。このような時に備えて、自動化したい業務で使用しているシステムやツールと連携できる柔軟性と拡張性が高いRPA製品を選んでおくと安心です。

しかし、柔軟性や拡張性が高いRPA製品のカスタマイズにはプログラミングの知識が必要になる可能性があります。導入する業務の範囲と運用の難易度を導入前に確認しておくのがおすすめです。

社内システムとの相性

RPA製品と社内システムとの相性も考慮しましょう。RPA製品にはクラウド型やサーバー型、インストール型の3種類があります。

社内システムでSaaSを利用している場合はクラウド型のRPA製品を活用できますが、自社開発したレガシーシステムとの連携にはサーバー型のRPA製品で対応することになるでしょう。またインストールされたソフトウェアやシステムと連携するにはデスクトップ型のRPA製品がおすすめです。

費用

RPA製品にはクラウド型やサーバー型、インストール型の3種類でさまざまな製品があり、それぞれ初期費用やランニングコストも異なります。自社で必要な機能を見極め、費用対効果を検討しながら導入するRPA製品を選定しましょう。

サポート体制

RPAは導入してから使いこなせなければ効果を得られません。
そのため、IT人材が少ない企業でRPAを導入する場合、導入時だけでなく運用のサポートも受けられるRPA製品を選ぶのがおすすめです。RPA製品を開発・提供しているベンダーの中には、無料の研修やセミナーの実施や研修やコミュニティーを提供しているところもあるので、ぜひ活用しましょう。

セキュリティ

前述した通り、RPA導入のデメリットとして情報漏えいのリスクが挙げられます。
そのため、セキュリティ対策が万全なRPA製品を選びましょう。導入前にRPA製品を提供しているベンダーへどのようなセキュリティ対策を講じているのか、これまでに重大なセキュリティ問題が発生していないかを確認しておくと安心です。

RPA製品35選

それでは、具体的にどのような製品があるのでしょうか。ここでは、RPA製品35個をご紹介します。
導入するRPA製品を比較検討する際にご活用ください。

swipe
ツール名 提供元
企業名
ツールの特徴 費用 サポートの
充実性
UiPath
(ユーアイパス)
UiPath Inc. UiPath社は2005年にルーマニアでDeskOver社として設立された。2015年に社名をUiPathに変更し、米国で法人化。 世界で75万人以上がUiPathを利用している。 UiPath プラットフォームは、自動化するワークフローの作成ツール「UiPath Studio」、ワークフローの実行ツール「UiPath Robot」、ロボットの稼働状況管理ツール「UiPath Orchestrator」の3つで構成されている。これにより自動化領域の発見から自動化の開発、管理、実行までの業務プロセスを総合的に管理することが可能。環境に合わせてSaaS、IaaS/PaaS、またはオンプレミス版を選択できる。 要問い合わせ 60日間の無料トライアルあり RPAについて無料で学べる「UiPath アカデミー」「Community Edition」「UiPath フォーラム」を提供。 サポートサービスの内容によって「スタンダードサポート」「プレミアムサポート」「プレミアムプラスサポート」から必要なサポートプログラムを選べる。
WinActor
(ウィンアクター)
NTTアドバンステクノロジ株式会社 NTTアドバンステクノロジ株式会社が提供する純国産RPA製品。日本国内市シェアNo.1を獲得しており、6,500社以上の企業に導入されている。 日本企業に合うように開発されており、プログラミング知識がなくても現場担当者がシナリオの開発・改修を直感的にできる。1台のパソコンへの導入から大規模な導入まで可能。Windows上で起動するさまざまなソフトに対応。 要問い合わせ 無料で参加できるイベントやセミナーを多数開催。 全国にある販売代理店が、現場での導入支援やシナリオ作成などをサポート。
Automation
Anywhere
(オートメーション
・エニウェア)
Automation Anywhere Inc. Automation Anywhere社は、2003年にアメリカで事業をスタート。Google、LinkedIn、GMといった有名企業に導入されるRPA製品を手がけながらも非上場企業である。 世界90ヶ国以上で利用されており、RPA Botの導入実績は280万個。 AI 搭載により複雑な作業の自動化を実現するクラウド型RPAを提供。ExcelなどのマイクロソフトOffice 365アプリ上で直接作業の自動化が可能。 要問い合わせ 無料体験版あり 製品学習支援とトレーニングを受けられる「Automation Anywhere University 」を提供。オンライン コミュニティ「A-People 」では RPA を使用しているユーザーとつながり、テクニカル サポートを利用できる。
Blue prism
(ブルー・プリズム)
Blue Prism Group Blue Prism社は、2001年にイギリスで設立され、2003年に最初のRPAをリリースした。 2021年には、UiPath社・Automation Anywhere社とともに、RPA分野のリーダー3社の一角に選出された。 世界170ヶ国以上で2,000社以上の企業に導入されている。 作業ログの暗号化や改ざん不可の監査証跡など、コンプライアンスとセキュリティを重視したRPAを提供。業務効率化により、投資効果の最大化を支援。 要問い合わせ 最大30日の無料トライアルあり eラーニングやコミュニティー参加を含む3段階のサポートプログラム「PRODUCTION SUPPORT」「BUSINESS CRITICAL SUPPORT」「BASIC SUPPORT」を提供。RPAの利用目的に合わせてサポートプログラムを選択可能。
BizRobo!
(ビズロボ)
RPAテクノロジーズ株式会社 BizRoboは、2008年に開発された。2013年に法人を設立、2016年に現社名に変更。 同社社長は一般社団法人日本RPA協会の発起人。セキュリティが強固な大手金融機関や自治体など、幅広い業種で活用されている。ユーザーフレンドリーなインターフェースで直感的な操作しやすい。 スモールスタートから大規模運用にまで対応。1ライセンスで無制限にインストールできるため、低コストで導入可能。 【BizRobo! Basic】 年間基本利用料金 720万円/年 【BizRobo! Lite】 年間基本利用料金 120万円~180万円/年 【BizRobo! mini】 年間基本利用料金 90万円/年 【BizRobo! DX Cloud】 初期費用 20万円 クラウド利用料金 240万円/年 従量課金 0.1円/アクション 【B!aaS】 Design Studio 1環境 4万円 Seisho 従量課金 1ヶ月の無料トライアルあり Webセミナーを毎週開催。RPAについての教育・研修・検定サービス「BizRobo! アカデミー」を提供。
Coopel
(クーペル)
株式会社ディー・エヌ・エー 株式会社ディー・エヌ・エーは1999年に設立され、オークションサイトから事業をスタート。2021年にCoopelを開発し、RPA分野に進出。 直感的に操作できるインターフェースで初心者でもロボット作成が可能。クラウドとローカルでロボットの実行ができる。 【Business プラン】 月額 5,400円/1アカウント 30日間の無料トライアルあり ヘルプセンターでCoopelの使い方やシナリオテンプレートを提供。その他、チャットでの問い合わせやサポートセンターでシナリオを確認してもらうことが可能。
ipaSロボ
(アイパスロボ)
株式会社デリバリーコンサルティング 株式会社デリバリーコンサルティングは、2003年にコンサルティング事業を開始。2015年にipaSロボを開発し、2016年に現在の社名に変更。 ノンプログラミングでスクリプトの作成が可能。画像認識機能により、キーボードとマウスの操作を記録し、さまざまなアプリケーションと連携して自動化できる。 【サブスクリプションライセンス】 要問い合わせ 【プロダクトライセンス】 要問い合わせ 1ヶ月の無料トライアルあり 有償で「プレミアサポート(月額課金)」「ハンズオントレーニング(初級、中級、上級)」「RPAコンサルティング(SES契約)」を提供。
アシロボ ディヴォートソリューション株式会社 ディヴォートソリューション株式会社は、2007年にセレクチュアー株式会社ソリューション事業部として創業。2012年にディヴォートソリューション株式会社を設立し、2019年にRPA事業に参入。 現場担当者が使いやすく設計されたインストール型のRPAを提供。月額5万円でパソコン2台の利用可能。直感的操作ですぐに活用できる。無料の操作説明会やアフターフォローも充実。 初期費用 20万円 月額 5万円/アシロボ2台(フル機能版) 1ヶ月の無料トライアルあり 導入時のサポートを提供。 導入後は操作レベルに合わせて初級、中級、上級コースの勉強会「アシロボ教室」を無料で受講可能。 無料の遠隔サポートもあり。
EzRobot
(イージー
ロボット)
株式会社RPAソリューションズ 2018年に設立された株式会社RPAソリューションズは、士業事務所・中小企業への生産性向上支援を得意としている。 2020年および2021年に、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」で新株予約権による資金調達を実施。 Web会議を利用してサポートスタッフに相談しながらロボットを作成できるので、RPAを初めて導入する初心者でも安心して利用可能。純国産のデスクトップ型RPAなので、セキュリティ面も安心。契約期間が月単位なので、気軽に導入しやすい。 初期費用 0円 月額 5万円 契約期間 月単位 オンライン勉強会を初級は毎月2回、中級は月3回ほど開催。 ビジネスチャットやWeb会議で相談できる個別サポートにも対応。
Owlgarden
(オウルガーデン)
株式会社エクス 1994年に設立された株式会社エクス設立は、生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場」シリーズや、クラウド型EDIサービス「EXtelligence EDIFAS」の開発メーカー。基幹システムに強く、中小企業に最適なRPAを提供。 直感的に使用できるGUIで、操作性が高く、プログラミングの知識がなくても簡単にシナリオの作成が可能。標準で搭載されたEAIにより、データ連携の自動化が得意。 PC1台につき 月額 8万円 / 年額 88万円 機能を限定した利用も可能 【Owlgarden Runner】 月額 3万円 / 年額 33万円 【Owlgarden EAI】 月額 4万円 / 年額 44万円 無料トライアルあり 電話によるサポートサービス (保守)と講習会(来場形式、オンライン形式、オンデマンド形式)、ユーザー会「Factory-ONE CLUB」を提供。
ロボ
オペレータ
株式会社アシリレラ 2015年に設立された株式会社アシリレラは、ソフトウェアの企画・開発・販売、コンサルティングを実施している。 ロボオペレータの導入実績は2021年4月時点で1,600社。 日本語表記で使いやすい純国産RPAを提供。 プログラミングの知識がなくてもクリックやキーボード入力で簡単にロボットの作成が可能。 要問い合わせ 1ヶ月の無料トライアルあり 要問い合わせ
Robotic
Crowd
(ロボティック
クラウド)
株式会社チュートリアル 2014年に設立された株式会社チュートリアルは、2018年にRobotic Crowdをリリース。 2020年5月、投資企業3社より、合計5億5,200万円の資金調達を実施。 業務効率化や成長戦略推進に役立つクラウド型RPAを提供。クラウド型なので、サーバー端末にインストールする必要がなく、導入後すぐにブラウザから利用できる。 ソフトウェアをインストールする必要なく、導入後すぐに利用可能。 要問い合わせ 打ち合わせを実施後に2週間のトライアルが可能 有償のオプションサポートについては要問い合わせ。
RoboTANGO
(ロボタンゴ)
スターティアレイズ株式会社 2017年に設立されたスターティアレイズ株式会社は、東証一部上場企業であるスターティアHDのグループ企業。 RPAにくわえ、クラウドストレージ事業も手がける。 1ライセンス月額5万円で利用でき、複数のパソコンで共有できるフローティング型RPA。最低利用期間1ヶ月なので、気軽にコストを抑えて利用可能。ロボットの作成は自動化させたい業務の操作を録画して行うため、短時間で作成できる。 初期費用 10万円 月額 5万円/ライセンス 無料トライアルあり 無料のRPAオンラインセミナーを開催。RPA導入や業務改善に役立つ資料を無料で提供。RoboTANGO専用サポートサイトで操作方法を調べたり、質問をしたりできる。
AutoMate
(オートメイト)
三和コムテック株式会社 1991年に設立された三和コムテック株式会社は、ソフトウェアパッケージの開発・販売・サポートを提供している。 海外に複数の技術提携先を持つ。 AutoMateは、15種類の自動起動トリガー機能により、さまざまな業務連携やシステム連携できる。また70種類(700項目)の自動化機能で、手作業で行っていた業務の自動化だけでなく、システムの自動化も可能。 【AutoMate Desktop】 要問い合わせ 【AutoMate Plus】 要問い合わせ 【AutoMate Ultimate】 要問い合わせ 要問い合わせ
BrainRobo
(ブレインロボ)
株式会社ブレインパッド 2004年に設立された株式会社ブレインパッドは、AI、ビッグデータ、デジタルマーケティング関連で事業を展開している。 BrainRoboは、AI技術(画像解析・自然言語解析・各種予測技術等)が組み合わさったRPA。判断が必要な業務など、高度な業務の自動化も可能。 【エントリーパック】 ランニング費用 年間90万円 【クラウドパック】 初期費用 20万円 ランニング費用 年間240万~360万 【ライトパック】 初期費用 20万円 ランニング費用 年間120万円 【レギュラーパック】 初期費用 150万円 ランニング費用 年間720万円 【DX-BPO】 スモール(5業務まで) 月10万円 レギュラー(10業務まで) 月20万円 アドバンス 都度見積 無料トライアルあり 「導入支援」「育成支援」「作成支援」を提供。 総合基礎研修(2日間)や要望に応じたカスタマイズ研修も実施。
Autoジョブ
名人
ユーザックシステム株式会社 1971年に設立されたユーザックシステム株式会社は、2010年からRPA関連製品の提供を開始。RPA・業務改善ソリューション「名人シリーズ」を開発・販売している。 Autoジョブ名人は、シナリオが作成しやすく、エラー率が低いので安定して稼働できる。簡単な画面操作の自動化だけでなく、基幹業務の自動化も可能。プログラミングの経験がなくても開発できる。導入後のフォローが手厚い。 要問い合わせ 2ヶ月の無料トライアルあり 「無料オンライン相談」や「無料RPA開発体験セミナー「RPA開発スキルアップ講座」「WebFAQ」、オンラインコミュニティ「名人+(Plus)」を提供。
MinoRobo
(ミノロボ)
株式会社Minoriソリューションズ 1980年に設立された株式会社Minoriソリューションズは、2019年にSCSKグループの一員に加入。 ITに関するあらゆる課題を解決するワンストップソリューションを提供。 MinoRoboは日本語表記のシンプルな画面で、初めてRPAを利用する方にも使いやすい。ロボットが画面上の操作を記憶するため、画面操作の再現性が高い。 要問い合わせ 教育サービスは要問い合わせ。 導入前から導入後の運用までメールサポートを提供。オプションで訪問にも対応可能。
CELF
(セルフ)
SCSK株式会社 1969年に設立されたSCSK株式会社は、コンサルティングからITハード・ソフト販売、BPOまで、ビジネスシーンで必要となるすべてのITサービスを提供している。 CELFはプログラミング無しでExcelファイルから業務アプリケーションの作成が可能。カスタマイズにより、複雑な業務にも対応できる。 【クラウド版】 月額利用料金 1,650円(税込)/1ユーザー 年間利用料金 1万9,250円(税込)/1ユーザー 【オンプレミス版】 年間利用料金 1万5,180円(税込)〜/1ユーザー 30日間の無料トライアルあり 「CELFヘルプ」「CELF RPAヘルプ」にて基本操作から高度な活用をサポートするドキュメントを提供。オンラインセミナや、CELFを使用しながら学べる動画セミナーも開催。
Kofax
(コファックス)
Kofax Inc. 1985年にアメリカで設立されたKofax社は、全世界で2万5000をこえる企業と行政機関が使用するITソリューションを提供している。 Kofaxは、ローコードでRPAの設計が可能なサーバー型RPA。AI搭載によりロボットが学習しながら複雑な業務も自動化する。 要問い合わせ 90日間の無料トライアルあり 要問い合わせ
BizteX
cobit
(ビズテックス
コビット)
BizteX株式会社 2015年に設立されたBizteX株式会社は、2017年にBizteX cobitをリリース。 2018年と2020年には総額で10億円をこえる資金調達に成功。 クラウド型RPA「BizteX cobit」は、データ入力や収集などの定型業務をロボットがワンクリックで代行可能。一般的な用語を用いたUIで、プログラミングの知識がない方にも使いやすい。 【エントリープラン】 月額 2万円〜 詳細は要問い合わせ 7日間の無料トライアルあり RPAの基礎知識や導入事例に関する情報をWebサイトで公開。 セミナーや個別相談会を開催。
akaBot
(アカボット)
FPT Software Company 1999年にベトナムで設立されたFPT Software社は、2005年に日本法人を開設。 世界26の国と地域に拠点があり、従業員数は1万8000名。 akaBotは、BPR(Business Process Re-engineering)からアセスメント、RPA導入、RPAツール研修、RPAトライアル、RPA運用といったRPAソリューションを総合的に提供。 要問い合わせ 要問い合わせ
batton
(バトン)
株式会社batton 2019年に設立された株式会社battonは、人工知能搭載型RPA「batton」を開発・販売している。 専門のコンサルティングチームがヒアリングをして導入から目標達成までをサポート。BattonはAIを搭載しているため、環境が変わっても、以前の環境を自動検出して安定的に稼働。 【ライセンス購入プラン】 月額 9万8,000円 【サポートプラン】 月額 19万8,000円 【コンサルティングプラン】 月額 39万8,000円 運用開始からサポート。 詳細は要問い合わせ
robostein
(ロボシュタイン)
株式会社コムスクエア 1989年に設立された株式会社コムスクエアは、クラウドCTIや監視運用分野のソリューションを得意としている。 2019年にクラウド型RPA「robostein」をリリース。 Robosteinは、現在使用しているツールと連携して運用を自動化するIT運用自動化プラットフォーム。自動化によって削減された工数を可視化することが可能。 【ロボシュタインBasic】 初期費用60万円~  月額5万円~ 【ロボシュタインfor Biz】 要問い合わせ Webセミナーを週1開催。
HeartCore
Robo
(ハートコア
・ロボ)
ハートコア株式会社 2009年に設立されたハートコア株式会社は、DXを支えるソリューションの開発・販売・保守を実施している。 MacやChromeなど、あらゆるOS・ブラウザ・デバイスでも利用可能なしているデスクトップ型RPA「HeartCore Robo」を提供。 オーケストレーション機能の利用でサーバー型のRPAとしての利用も可能。 【1ライセンス】 年間費用 50万円 30日間の無料トライアルあり 無償の自習室で技術サポートやハンズオンセミナーを提供。
nalgo-bot
(ナルゴボット)
日本アルゴリズム株式会社 1972年に設立された日本アルゴリズム株式会社は、ソフトウェアおよびネットワークの設計・製造で長い歴史を持つ。 各種DX先端分野での研究支援実績もあり。 nalgo-botは、業務の自動化にプログラミングの知識は不要。タイムライン形式で記録した操作を可視化することにより、ブラックボックス化を防止。タイムライン形式のシナリオ作成はプログラミングの知識不要で編集可能。 【1ライセンス】 年間費用 1万1,000円(税込) 30日間の無料トライアルあり 要問い合わせ
Robo-Pat DX
(ロボパットDX)
株式会社FCEプロセス&テクノロジー 株式会社FCEプロセス&テクノロジーは2015年に設立され、2017年にはFCEホールディングスが設立された。 Robo-Pat DXは、技術者に頼らなくても、現場でマウスとキーボードでロボットの作成が可能。すべてのアプリとシステムに対応しているため、導入後のRPAによる業務適用範囲の拡大もスムーズ。1ヶ月単位で契約できるため、繁忙期のみの利用もできる。充実した無料のサポートも魅力。トライアル期間中から伴走型支援をコンサルタントから受けられるので、初めてRPAを導入する際も安心。 要問い合わせ 無料トライアルあり ヘルプデスクや各種勉強会、作成代行・支援、ロボパットマスター認定プログラム、Web家庭教師、トレーニングガイド、動画チャンネル、自習室などを提供。
GENEST
(ジェネスト)
株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 1983年に設立された株式会社富士通コンピュータテクノロジーズは、富士通グループの一員として、ITハード・ソフトの開発・設計を実施。 組込み技術で顧客と社会のDX化を支えている。 GENESTは、画面上の文字や画像を認識して判定が可能。マウスやキーボード操作を自動化するので、初心者でも簡単にシナリオの作成できる。また リモート環境や仮想OS環境にも対応。 要問い合わせ 30日間の無料トライアルあり 操作方法やシナリオの作成方法に関する問い合わせは「導入教育サービス」にて支援。 ツールの操作方法やシナリオ作成について説明する「導入教育サービス」が有料であり。 シナリオ作成に関する問い合わせは有料で「プロフェッショナルサポート」を提供。
SynchRoid
(シンクロイド)
ソフトバンク株式会社 1986年に設立されたソフトバンク株式会社は、通信サービスの提供、携帯端末の販売を主軸として様々な事業を展開。 2017年にRPAソリューション「SynchRoid」をリリースし、RPA分野に参入。 SynchRoidは、ノンプログラミングでスモールスタートが可能なRPA。Web画面での開発ができ、システムレイアウトの変更にも対応可能。 要問い合わせ 30日間の無料トライアルあり 導入支援、設定・開発支援、教育支援、運用支援あり。 教室型やオンサイト型の開発スキルトレーニング、ロボット開発に必要な手順を検索できるオンライン学習コンテンツ「開発辞典」、電話やリモートデスクトップで相談ができる「プレミアムサポート」を提供。
マクロマン コクー株式会社 2019年に設立されたコクー株式会社は、人財×デジタルという観点で事業を展開している。 2018年に完全無料の次世代RPA「マクロマン」を開発・リリース。機能の制限もなく、無料で利用できる。 キーボードやマウス操作やマニュアル化されたパソコン上で行う定型業務の自動化が可能。開発や運用支援は有償で受けられる。費用をかけずに小規模でRPA製品を導入してみたい企業に最適。 【プロダクト費用】 無料 【サポート費用 】 専任サポート 月額10万円〜 スポット派遣 1日4万円〜 フルサポート 要問い合わせ Webサイトにてマニュアルやチュートリアルを公開。 有料にて、マクロマンを習得した担当者のサポートが受けられる。
RAKUPANDA
(ラクパンダ)
株式会社システム技研 1990年に設立された株式会社システム技研が、各種システム・ソフトウェア開発を実施している。 自社開発RPA「RAKUPANDA」に加え、BizRobo!も提供。 RAKUPANDAは、ロボット作成ツールをパソコンにインストールするだけでロボット作成が始められる。タスクとロボットのフローが紐づいているので、管理がしやすい。 【RAKUPANDA利用料】 月額 8万円 【エンジニア派遣】 3万円/1時間 【メールサポート】 3,000円/1チケット 1万2,000円/5チケット 【ロボ作成スクール】 基本料金3,000円+1万5,000円/時間(人) 【ロボ作成請負】 1万5,000円/時間 【RPAコンシェルジュ】 月額 2万円/時間 無料のラーニングサイト、エンジニア派遣、メールサポート、ロボ作成スクール、ロボ作成請負があり。 有料にて、RPAコンシェルジュによるサポートが受けられる。
Power Automate
Desktop
(パワーオートメイト
デスクトップ)
Microsoft Corporation 1975年に設立されたMicrosoft社は、1985年にパソコン用OSのWindowsを開発した。 Power Automate Desktopは、Windows10ユーザーなら無料で利用できる。コーディング無しでワークフローの自動化を実現。さまざまなアプリやサービスとの連携も可能。 【Per user plan】 月額 1,630円/1ユーザー 【Per user plan with attended RPA】 月額 4,350円/1ユーザー 【Per flow plan】 月額 54,350円/5フロー コミュニティへの参加が可能。 WebサイトにてライセンスガイドやFAQを公開。
NICE
(ナイス)
NICE Ltd. NICE社は1986年にセキュリティおよび防衛の技術開発分野で事業をスタート。 現在はビジネスインテリジェンス市場向けの商用アプリケーションに注力している。 NICEはコールセンター支援に特化したRPA。バーチャルアテンダント「NEVA(ネーバ)」が個人秘書として業務の処理をサポート。 要問い合わせ 要問い合わせ
ANTstein
SQUARE
AntWorks Pte. Ltd. AntWorks社は、2015年に設立したAI開発企業。 2019年から2020年にかけて、AIやRPAの分野で様々な受賞歴がある。 ANTstein SQUAREは、Digital Workforce Management(DWM)機能によりローコードで比較的コストを抑えてロボットの構築が可能。また Cognitive Machine Reading(CMR)機能により、複雑な業務の自動化にも対応。 要問い合わせ 要問い合わせ
PINOKIO
(ピノキオ)
フューチャー・アンティークス株式会社 2005年に設立されたフューチャー・アンティークス株式会社は、ITコンサルティング、システム開発・運用・保守を提供。 2018年にRPAロボット「PINOKIO(ピノキオ)」をリリース。 PINOKIOはスモールスタートにおすすめのRPA。ドラッグ&ドロップの操作で簡単にフローの作成が可能。 初期費用が無料で、月単位での契約が可能なため、気軽に導入しやすい。 初期費用 0円 月額 10万円 1ヶ月の無料お試し期間あり。 導入前のヒアリングから試用期間のサポート、導入後の定着化の支援が月額利用料に含まれている。
コボット ディップ株式会社 1997年に設立されたディップ株式会社は、HR領域から事業をスタートし、2016年にAIメディアの運営を開始した。 2019年に中小企業向けRPAサービス「コボット」を開発・リリース。 コボットは使いやすい操作画面で簡単にロボットが作成できるRPA。導入しやすい適正な価格と、ロボット開発と運用を支援するコンテンツを提供。 要問い合わせ 業務ヒアリング、業務選定、ロボ開発、運用保守をサポート。 ナレッジベースにて、ロボットの開発に役立つ情報を発信。 動作トラブルなどが発生した際は、専門のサポートチームに相談が可能。 Eラーニングを提供。

まとめ

RPAはロボットの活用で業務を自動化できるツールです。

手作業で行っていた定型業務やパソコン上で作業が完結する時間や手間のかかる業務にRPAを導入すれば、人為的なミスを減らしコストを削減できます。また、ロボットは人間のように疲れることがないので、24時間365日、同じペースで稼働できます。そのため、業務効率化が高まり生産性の向上も期待できるでしょう。

しかしRPAの導入する際は、情報漏えいの可能性や業務が停止するリスク、業務がブラックボックス化するリスクがあることも知っておきましょう。

そして導入するRPAを選定する際は、操作性や機能の柔軟性・拡張性、社内システムの相性、費用、サポート体制、セキュリティを比較して検討すると良いです。
RPAツールの導入を検討している方向けに、国内で流通しているツール20個をピックアップし、比較資料としてまとめました。ぜひダウンロードしてご覧ください。

【2022年度版】RPAツール比較20選

【2022年度版】RPAツール比較20選

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