RPA×建設
RoboTANGO(ロボタンゴ)の建設業におけるRPA活用シーンをご紹介します。
建設業界では、協力会社からの見積書や請求書の確認やシステムへの入力、施工日報や工程表の作成、資材発注に関する書類処理、国への申請書類や請書の入力、勤怠データの集計など、多くの定型業務が日常的に発生しています。定型業務をRPAで自動化することで、作業負荷の軽減や人為的なミスの防止に加え、現場とバックオフィスの情報連携もスムーズになり、業務全体の効率化と安定化が図れます。

建設業のRPA導入メリット
定型業務を自動化し
リソースとコストを削減
見積書や請求書のデータ入力、勤怠管理、資材発注処理、案件ごとのフォルダや申請フォーマットの複製および入力作業など、繰り返し発生する定型業務をRPAで自動化することで、作業負荷を軽減し、事務作業にかかる時間とリソースを大幅に削減できます。
記入漏れや記入ミスなどの
ヒューマンエラーを防止
現場日報や安全書類、各種申請書類、経理業務などの手入力によるミスを防ぎます。また、国や自治体への申請書類、請書、契約関連資料など、書類作成・入力・チェックが求められる業務もRPAで自動化可能です。ミスの防止はもちろん、書類対応の時間を大幅に短縮できます。
繰り返し業務や期日発生による
従業員の精神的負担を軽減
大量の帳票処理や定期的な集計作業、申請書類の作成、フォルダ作成など、単調だったり注意力を要したりする作業は、担当者の負担となります。RPAによってこうした業務を自動化し、業務の負荷分散を実現します。
本来注力すべき
業務に時間がさける
入力・集計・転記といった定型作業から解放されることで、現場管理や工程調整、品質管理、顧客対応など、人の判断が求められる業務や、本来注力すべきコア業務により多くの時間を充てることができます。
人員不足の解消と
属人化防止
RPAは24時間365日稼働できるため、限られた人員でも処理量を維持可能です。また、属人化しやすい事務作業もRPAに任せることで、業務の標準化と引き継ぎのしやすさにもつながります。
RPAで自動化できる主な業務
建設業界での主なRPA活用方法をご紹介いたします。下記の活用方法以外でも作業時間削減に成功した事例もございますのでご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

国や自治体への
申請書・請書作成
国に申請する際に必要な申請書や請書の作成を自動化することが可能です。必要な情報をシステムから抽出して特定のフォーマットに入力・転記したり、画像を添付したりと手間がかかる作業をRPAが自動で処理します。

見積書・請求書の
作成・送付
基幹システム内の顧客情報や工事内容、金額などの情報をもとに、見積書や請求書を自動で作成し、PDF化・メール送信までRPAで対応可能です。
人的ミスや送付漏れの防止にもつながります。

協力会社からの
請求書データ入力
受領した請求書のPDFデータやスキャン画像をAI-OCRで読み取り、必要な情報を社内の基幹システムや台帳など特定のフォーマットに自動入力します。転記ミスを防ぎ、チェック作業の負担も軽減します。

施工日報の
入力・整理
各現場から提出される施工日報が紙やPDFで届く場合は、AI-OCRで内容を読み取り、社内システムや台帳へRPAが転記。Excelで提出された場合も、RPAがそのまま迅速に転記処理を行うため、記録ミスや作業の遅れを防ぎます。

工事注文書などの紙媒体を
システムへ入力
国や自治体などから届く工事注文書が紙で発行されるケースでも、AI-OCRで内容を読み取り、発注番号や工事名、金額などの情報をRPAで社内システムに自動入力できます。入力ミスや登録漏れを防ぎ、紙書類の対応もスムーズになります。

資材・備品の
発注処理
社内の資材や備品の申請情報をもとに発注書を自動作成し、メール送信までを自動化。発注ミスの防止や作成・送付作業の時短に貢献します。

工程表や作業員名簿、
施工体制台帳作成の補助
作業工程や担当者、工期などの情報をもとに、工程表のテンプレートへ自動入力することが可能です。さらに、協力会社や作業員情報を取り込んで、作業員名簿や施工体制台帳の作成も補助できます。作業ごとの転記や確認の手間を削減します。

新規プロジェクトごとに
フォルダ・フォーマットを作成
工事現場・プロジェクトごとに作成される工事情報や工程表、作業表を指定のフォーマットに転記したり、新規受注案件のファイルを雛形から複製し、自動で特定のフォルダにリネームして保存することができます。

重機・運搬車両の
使用予定管理
現場ごとの重機や車両の使用予定を、申請内容や工程に基づいて一覧表やスケジュール表に自動で反映できます。手作業での確認や入力の手間を減らし、使用日程の重複や漏れを防ぎながら、効率的な運用が可能になります。

経費精算の内容
チェック・転記
Excelや経費精算システムから提出された交通費や立替金などの経費明細を、RPAが自動で確認し、仕訳や金額を給与・会計システムへ転記します。申請内容に不備や差異がある場合は、経理担当者へ自動で通知することも可能です。

許可番号の取得と
システムへの転記
複数の協力会社の許可番号を手入力で確認・管理する作業は煩雑ですが、RPAを使えば許可番号の確認サイトから情報を自動で取得し、所定のフォーマットやシステムに転記・照合することが可能です。

点検表のPDFデータ
を分割
複数の点検表や報告書が1つのPDFにまとめて送られてくる場合でも、ページごとに内容を確認し、ファイルを分割・仕分けする作業をRPAで自動化できます。ファイル名の自動設定や指定フォルダへの保存も可能す。

勤怠データの集計と
勤務表の作成
従業員の勤怠確認・管理を自動化することができます。勤怠システムからデータをダウンロードし、超過残業時間や勤務時間の集計および給与計算システムへ反映するまでの作業を自動化することが可能です。

紙の勤怠表を
システムに入力
現場で手書きされた勤怠表をAI-OCRで読み取り、出勤日数や労働時間などの情報をRPAで勤怠管理システムや給与ソフトに自動で入力します。手入力によるミスや集計の手間を減らします。

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