年間4,000万円の経費削減をRoboTANGOとともに目指して

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株式会社ソミック石川

担当者様:山口様

  • 業種

    機械・電気・おもちゃメーカー(製造業)

  • 従業員数

    1,900名

  • 対象業務

    独自システムからExcelへのデータ転記などの定常業務

  • 導入製品・サービス

    RoboTANGO

  • 導入前の課題

    膨大な定常業務による従業員の残業過多。

  • 導入の決め手

    フローティングライセンス機能や簡単な操作がRoboTANGO導入の決め手に。

  • 導入の効果

    年間1,633時間の業務削減、4000万円の人件費削減見込み。
    業務の属人化が解消され在宅勤務率アップにも。

目次

    株式会社ソミック石川とRoboTANGOの出会い

    ―御社の事業内容とRoboTANGOの導入経緯を教えていただけますでしょうか。

    弊社は車の足回りの部品であるボールジョイントという部品を製造している開発型メーカーです。創業は1916年と、100年を超える歴史のある企業であり、現在は1,900人程度の社員が働いています。開発や提案、設計、製造まで、すべての工程をほぼ自社で行う一貫生産体制をとっていて、大手自動車メーカーとも取り引きしております。

    生産計画室に在籍している私自身は、生産計画の作成や現場とのさまざまな調整が主な仕事です。現在この生産計画室には約30名が在籍しています。

    生産計画室では自社独自のシステムからExcelへ転記するようなマニュアル作業がまだまだ多く残っていて、本来かけるべきではないところにかなりの時間が割かれていました。従業員の残業時間も長く、会社から問題提起されていました。

    ―RoboTANGOを検討したきっかけを伺いたいです。

    上司から「他社がRPAをうまく活用している」という話を聞いたことをきっかけに、複数社からお話を伺った次第です。導入に要した期間は2~3ヶ月程度で、スムーズに進んだと思っています。RPA以外の業務効率化ツールも検討しましたが、定常業務を削減したかったため、結果的にRPAの導入を決めました。

    ―他に検討された製品はありましたか?最終的にRoboTANGOに決めた理由を教えていただきたいです。

    フローティングライセンスがあるところも決め手のひとつです。最初は他社製品のテスト運用も計画していましたが、RoboTANGOのテスト運用の時点で十分活用していけると感じましたし、活用のイメージができたことでRoboTANGOに決めました。

    メンバー6人で協力し合ってRPAを作成

    ―トライアル期間に作成されたRPAがすでに役立っているようですが、どのような業務に使われていますか?

    トライアル期間中には6つのロボットを作成しましたが、そのうちの2つは毎日のルーティン業務に活用しています。残りの4つは月次の業務や不定期の業務に役立てていて、それぞれの役割はバラバラです。

    これらのロボを作成するメンバーはこれから選定していく予定ですが、基本的にはRPAの推進に積極的なメンバーが主体となる方向で考えています。生産管理部の方針としては、今年度のRPA目標作成個数も定めていて、現在達成に向けてさまざまな計画を立てているところです。

    ―目標達成に向けて何か工夫をされていますか?

    今はまだ模索中ですが、ひとつの業務に対してメンバー全員が同じRPAを作るという試みを取り入れています。他のメンバーのやり方を自分の中にインプットしていくことで、作成能力が上がり、かえって業務が効率的になると想定しています。 というのも、メンバーが一人で作成を抱えてしまうと固定観念が生まれ、RPA化できても業務フローが一択となり、実際は効率化できていないという事態を引き起こしてしまう懸念があります。それよりは何人かでまず触れて慣れていき、いろいろな業務を効率化する方法を模索できればと考えています。 現在は週に一度、みんなで集まれる機会を作って、一週間で作成したRPAを発表会形式で報告し、意見交換をすることで、さまざまな視点からシナリオ作りができるように工夫しています。

    ロボ作成のサイクルづくりが現在の課題

    ―RPAに関して苦労したことがあれば教えてください。

    例えば“コピーしたテキストをファイルに保存する”などはRPA独自の概念であり、そういった考え方や感覚を養うのには、多少時間がかかりました。しかし、分からないことがあってもヘルプセンターを見れば大抵のことは解決できるので、作業自体にさほど不安を覚えたことはありませんね。 ただ、今はRPAに慣れるために、ひとつの業務に対してみんなでシナリオを作成して練習をしていますが、どのフェーズで個人業務でのシナリオ作成に移行するべきか、進め方について検討しています。本来の目的はロボの作成ではなく、業務の効率化にありますので。日々の業務は外部環境によって変わるものであり、定期的にロボを作り替えたり、メンテナンスをしたりして、対応していかなければなりません。どのようにしてそのサイクルをつくるのか、それが今の課題ですね。

    定常業務をなくして年間4,000万円分の業務効率化を目指す

    ―RoboTANGOの導入で、どの程度の業務効率化を期待できそうでしょうか?

    あくまで想定ですが、年間で1,633時間、月136時間分のマニュアル作業をロボに任せられると見込んでおります。もしもこの目標を達成できれば、弊社指標で年間約4,000万円分の効果を得られるはずです。実現できたら、本当にうれしいですね。 また、RPAを導入し、特定の従業員でなければできなかった業務に誰もが携われるようになれたら、在宅勤務率を向上できるのではないかと期待しています。

    RPAを作成するときには、対象業務のフローを作ることになるのですが、それによって誰が何をしているのかが明確になりました。無駄な作業時間の発見にもつながって、業務の見える化につながっていると感じますね。

    ―最後に今後の展望についてお聞かせください。

    独自システムからExcelへの転記作業や、コピー作業といった定常業務をすべてなくしていけるように、必要なRPAはすべて作成していきたいですし、都度メンテナンスも行っていきたいです。そのために、RoboTANGOを扱えるメンバーを増やしていく方針を固めています。スターティアレイズには、今後スクリプトをたくさん追加していただけるとうれしいです。 また、私は現在DXプロジェクトにも参加していますので、今後は他部署にもRoboTANGOの活用を広げ、業務効率化に役立てていけたら良いなと思っています。

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