この記事を監修した人
鈴木健太
鈴木 健太(すずき けんた) 

2003年スターティアに営業として入社。2005年ネットワークエンジニアに転身し、エンジニア部隊を立ち上げ。セキュリティ製品、NW機器選定やサービス企画等を行いつつ、NWの設計から構築まで携わり、NWセキュリティ関連のエバンジェリストとしても活躍。現在は業務自動化ソリューション部にてRPAコンサルタントに従事する傍ら、新サービスの企画を行っている。

アンケート調査結果では37.1%の人が価格を重視して導入している

有料ツールを導入する際に重視したことについてのアンケート結果のグラフ

当社独自のアンケート調査結果によると、既に有料のRPAツールを導入している人のうち、41.8%の人が価格を重視して導入したと回答しました。
RPAツール導入に必要な費用については、次の目次から詳細に解説いたします。
RPAツール導入に関するアンケート調査結果のまとめをご覧になりたい方は以下よりダウンロードください。

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【2021年度版】RPAツール導入に関するアンケート 調査結果レポート

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RPA導入・運用に必要なコストとは?初期費用や月額費用など分けてご紹介

RPAの導入にかかるコストを分解し、各種費用について説明します。

初期費用(ライセンス料)

まずは導入時にかかる初期費用です。RPAはベンダーによって多額のコストをかけて開発されるツールですので、多くの場合、利用開始時に初期費用が発生します。中には初期費用が無料のRPAツールもあります。

月額費用(ツール利用料)

次に月額費用です。RPAは導入して終わりではなく、継続的に活用するツールです。そのため、費用面でも長期的目線でコストを想定する必要があります。ツールによっては月額ごとの費用発生ではなく年額での契約になるツールもあります。

サポート・保守費用

RPAのサポートや保守にかかる費用は月額費用に含まれる場合もありますが、別途必要なツールもあります。RPA導入時にはサポート・保守費用についてあらかじめ確認する必要があります。

導入支援費用

RPAは多くの企業にとってはじめて導入するツールです。RPA導入時にコンサルティングや研修がある場合は、費用がどのような扱いになるのか、確認が必要です。あわせてRPA導入時に使用するヒアリングシートの充実度合いもチェックしておきましょう。

費用を比較する前に押さえておきたい4つのポイント

次に費用を比較する前におさえておきたいRPAの確認ポイントを紹介します。

ポイント1 ツールごとの機能

RPAで実行できる機能はツールによって様々です。中にはOCRなど、他のツールと連携するものもあります。RPA導入時には、ツールに自社が求める機能が備わっているかを確認する必要があります。そのためにはまず、コストがかかるRPAで何を解決したいのか、自問する必要があるでしょう。

ポイント2 サポートが充実しているか

RPAがうまく機能しない・停止したという場合、サポートが充実していれば安心です。オンラインでの対応なのか、担当者を派遣してくれるのか、費用はかかるのか、サポート内容はRPAツールごとに様々です。RPA導入時には各ツールの評判を調べるなどしてサポート体制についてもチェックしましょう。

ポイント3 無料トライアルがあるか

RPAは長期的に活用するツールですので、できれば事前に試せるほうが安心です。無料トライアルでPoCを実施できれば、自社の業務やスタイルに合うRPAなのか、費用をかけてまで導入する必要があるツールなのかを確認できるはずです。

ポイント4 拠点間や異なる部署でも使えるか

RPAにはパソコンにツールをインストールするデスクトップ型RPAや、クラウドでロボットを作成するクラウド型RPAといったタイプがあります。また、デスクトップ型でありながら、使用端末を切り替えて運用できるフローティングライセンスという新しいタイプも登場しています。ある部署では単純な計算作業を、ある部署では品質管理に関わる部分を自動化したいといった複数の課題がある場合はクラウド型RPAやフローティングライセンスを利用するRPAが向いています。

2022年最新RPAツールの料金一覧

次にRPAツールの費用比較です。下記の比較表では、費用・機能・サポート・無料トライアル・拠点間の利用を一覧できます。サポートの記号は、サポート体制が整っているか、日本語でのサポートが受けられるかを基準に判断しています。

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RPAツール名 費用 機能 サポート 無料トライアル 拠点間の利用
RoboTANGO 年間60万円 自動化させたい業務の操作を録画し、ロボットを作成可能。複数のPCで操作できるフローティング型RPA あり
WinActor 90万8000円 PC上のアプリや業務システムと連携した業務自動化・効率化が可能 あり
UiPath 年間52万5000円~400万円 ワークフローの自動化・監視・管理するロボットの作成が可能 あり
Robo-Pat 年間144万円 各種業務アプリの自動化が可能、操作が簡単でロボット作成の容易さが特長 あり 不可
BizRobo! 年間720万円程度 複数のロボットを同時稼働させることで、大規模なWebアプリケーションの自動化も可能 あり
Blue Prism 年間120万円 デスクトップアプリおよびWebアプリの自動化が可能、セキュリティの安全性が評判 あり
NICE 年間35万5000円~350万円 デスクトップアプリおよびWebアプリに対応、コールセンター支援に特化 なし
RaQubo 年間60万円 Excel操作やWebブラウザ操作などの自動化が可能、簡単操作が特徴 あり 不可
アシロボ 年間60万円 WindowsデスクトップアプリおよびWebアプリに対応し、データ収集・修正などが得意 あり 不可
WorkFusion
(RPA Express)
・無料
(基本機能版)
・要問い合わせ
(高機能版)
ブラウザ操作、エクセル操作、OCR(画像認識)、条件分岐など、細かい操作も可能 あり 不可
ipaSロボ 要問い合わせ コンピュータ上のマウス操作・キーボード操作をシミュレートし、定型業務プロセスを自動化するロボットを開発可能 あり 不可
Pega RPA 要問い合わせ システムとデータを統合処理、大量の反復業務を自動化するロボットを開発可能 あり
Verint RPA 要問い合わせ 独自技術とコマンド使用を組み合わせて実現する精度の高い画像認識・解析 要問い合わせ
SynchRoid 年間90万円~720万円 デスクトップ上・ネットワーク上問わず幅広いアプリケーションに対応し、自動化するロボットが開発可能 あり
SPA 年間約120万円~約3300万円 AI-OCRで帳票・文書をデータ化し、業務効率化を実現するロボットを開発 あり

年間コストが安いおすすめツール

RPAには様々機能を持ったツールがありますが、はじめてのRPA導入には使い勝手が良く、費用を抑えられるツールがおすすめです。

年間60万円 複数人で利用可能!初心者向けのRoboTANGO

RoboTANGOはRPA初心者のために開発されたツールです。ロボットの作成や操作が簡単なので、はじめてRPAを導入する企業も無理なく活用し、効果を実感できます。費用も年間60万円と、低コストなので安心です。また、RoboTANGOはデスクトップ型RPAでありながら、クラウド型RPAのように複数のPCで使用できるフローティングライセンスを採用。費用を抑えつつ、様々な業務を1台で自動化できるRPAツールです。

まとめ

今回はRPAの費用について、ツール比較表を用いて紹介してきました。WinActorのような高機能ツールから、RPA Expressのような無料のツールまで、様々なRPAが開発されています。多くのRPAツールから自社に合うツールを選ぶことは簡単ではありません。これからRPAを導入する企業には保守やサポートで追加費用がかからず、活用できるRPAツールがおすすめです。

最後に紹介した初心者向けRPA「RoboTANGO」はデスクトップ型RPAですが、クラウド型RPAのように複数端末で使用でき、費用を抑えて無理なくRPA活用をスタートできます。

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