RPAの情報収集を展示会で!でも何を聞けばいいの?

RPAの情報収集を展示会で!でも何を聞けばいいの?

業務の効率化や自動化の観点から昨今盛り上がりを見せている「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」。その情報収集に際しては、IT企業が一堂に会する展示会がおすすめです。特に、毎年定期的に行われている大きな展示会の場合、参加企業が多く、最新のトレンド情報も手に入りやすいです。展示会では、時間を無駄に費やさないためにも、ブースを見たり質問をする際は、コツを掴んで効率的にまわりたいものです。この記事では、実際にRPA関連でどんな展示会があるのかという基礎知識をはじめ、ブースのまわり方やブースで質問するべき事項、展示会で得た情報をその後どのように活かしていくか、などを解説していきます。

公開日公開日:
カテゴリーカテゴリー:
入門編

目次

    RPAに関する展示会の種類

    近年注目を集めているRPAに関しては、中小規模の展示会やセミナーなども随時行われていますが、ここでは規模が大きく有名な展示会と、おすすめの展示会を紹介します。

    オフラインの展示会として大規模なものは、「リードエグジビションジャパン株式会社」が主催するJapan IT Weekの「AI・業務自動化展」と、総務・人事・経理Weekの「働き方改革EXPO」です。

    これらは関東・名古屋・関西を中心とした開催となります。

    各展示会の2023年の開催情報は下記の通りです。

    Japan IT Week「AI・業務自動化展」

    Japan IT Weekは11の専門展から構成されている日本最大級のIT展示会で、その中の1つに「AI・業務自動化展」が開催されます。他にもソフトウェア&アプリ開発展や営業DX EXPO、クラウド業務改革EXPO、クラウド業務改革EXPOなどが同時に開催されています。

    総務・人事・経理Week「働き方改革EXPO」

    働き方改革EXPO とは、働き方改革の実現を促進するための展示会です。「テレワーク支援」「会議ソリューション」「ワークプレイス構築」「RPA・業務自動化」など、ワークスタイルの変革に関するソリューション企業が出展しています。

    なお、展示会に入場するためには基本的に招待券が必要です。会社で一括して取り寄せている場合が多いので、社内担当者に確認すると良いでしょう。

    「解決市場DX展」

    解決市場とは、長期視点で九州のマーケットに企業が進出し商品を浸透させるための、年に4回開催され出展できる福岡都心開催のビジネス展です。参加費用無料とのことで、業務効率化・営業効率化・組織・人材・広告・集客に課題を感じている方は、一度会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。また、リードエグジビションジャパンより規模も集客数も小さいですが、低コスト・低リソースで出展可能です。

    いざ展示会へ!ブースのまわり方をご紹介

    展示会はRPAに関する情報の宝庫です。しかし、行くだけで自社のビジネスの展望が見えるかというと、決してそうではありません。展示会での滞在を有意義にするためには、どう会場内をまわるかがポイントです。

    現地に着いたら始めに、展示会全体を大まかに把握しましょう。この「大まかに」というのが重要で、ここで時間を長くかけては非効率です。既に目星をつけているブースや企業がある場合でも、まずは会場図をもらって、場内をサラッと一回りしましょう。全く訪問を考えていなかった、優良な企業ブースを発見できるかもしれません。

    この段階が終わったら、事前にチェックしていたブースを個別に訪ね、名刺交換をした後、詳しい話を聞きます。

    気になるブースを発見!でも何を聞けばいいの?

    展示会へ行く人の多くは、自社業務へのRPA導入を検討しており、出展している企業はRPAのエキスパートです。ただツールの紹介を受けるだけではなく、この機会にどんどん不明点や興味がある内容を聞きましょう。
    とは言え、質問内容は要点を押さえたものでなければなりません。具体的には下記のような項目を聞いてみて下さい。

    <各ブースで確認したい内容>

    • RPAツールの価格、仕様、リードタイム、新技術内容
    • 当該代理店が自社のRPA導入にどの程度協力してくれるか
    • 取り扱っているRPAツールが自社の業務効率化に適切かどうか
    • アフターサポート
    • 過去の導入実績や導入企業
    • お試し導入期間を設けているか

    なお、質問事項は必ず事前にメモを取っておき、先方からの回答もその場で書き加えていきましょう。

    疑問点解消!社内に戻り情報共有を

    通常、会社では展示会への訪問を出張としてみなすため、社に戻ったら展示会で得た結果を上司はじめ課や係のメンバーに伝える必要があります。大抵は報告書として提出します。

    どの代理店のどのツールが自社に合っていそうか、それはどんな点で優れているのか、実際に導入する場合の見積もり費用はいくら位かなど、共有したい事項を漏れなく、読みやすくまとめます。

    報告書の内容に基づいて社内で協議し、より詳しい内容を聞いてみたいと思う代理店には、再度こちらから連絡を取ってみると良いでしょう。
    展示会での有益な情報を、自分個人で完結させず社内で共有することで、担当メンバー間の意見交換も活発になり、より自社にフィットしたRPAツールの導入に繋がります。

    展示会後のフォローを受けよう

    展示会訪問のメリットは、単なる情報収集に留まりません。当日名刺交換をした代理店からは、フォローとしてお礼メールや営業の電話がかかってくるでしょう。沢山のブースで話を聞いた場合はその数も多くなりますが、それらを無下にするのではなく、可能な限り1件ずつ吟味することが大切です。実際に先方の営業担当に会うことで、自社との相性やより詳細な情報を知ることができ、ひいては検討のレベルを上げることができます。

    オンライン展示会

    昨今の社会情勢の中で、オンライン展示会など現地に行かなくても製品の比較や説明が受けられる場が増えてきました。
    今年度行われるオンライン展示会は以下の通りです。

    Japan IT Week「AI・業務自動化展【オンライン】」

    参加のためにはWEB上で来場エントリーが必要です。

    オンラインだからこその動き

    オンライン展示会のメリットは、複数のサービスを一度に情報収集し、資料もデータとして残せる点です。オフラインの展示会では広い会場を歩き、資料を集めるだけでも精いっぱいで歩くのが疲れてしまいます。パソコンやスマホでどこからでも展示会に参加できるのはメリットの一つです。
    ただ、オンライン展示会では来場エントリーの情報が自分の行動履歴と結びつくので、興味があるセールスピッチ(ウェビナー)を視聴したり、各社のサービス情報を見たり、資料をダウンロードするとその行動履歴は全て残ります。また、チャット機能がついているオンライン展示会もあるので、出展企業からメッセージが来るかもしれません。オンライン展示会はそういうもの、とあらかじめ認識頂いたうえでご参加されることをお勧めします。

    まとめ

    今や国内の大企業も導入・活用しているRPA。
    今回紹介したような大型の展示会は、出展業者が多く選択の幅が広がりますが、その反面、上手にブースをまわらないと時間ばかりが無駄に過ぎてしまいます。訪問前に興味のある業者を絞っておくことに加え、「時間の効率化を意識すること」、そして「質問内容の事前準備」が大切になります。気になる代理店がある方は事前準備とチェックをしておきましょう。

    また、展示会に参加する時間がない、展示会に行かなくてもおすすめのRPAを知りたいとお考えは、下記ボタンから「2023年最新のRPAツール比較紹介ページ」をご確認ください。

    あなたにあったおすすめのRPAツールが見つかること間違いなしです。

    RPAについて担当が無料で
    ご相談を承ります

    セミナー

     無料トライアル

    TO TOP